駆け出し翻訳家のボリです。
先日、未経験から翻訳業界に足を踏み入れた私ですが社内翻訳として採用されました。
1か月経ったので振り返りとともに感じたことをここに残そうかなと思います。
赤裸々に包み隠さず感じたことを書きますね。
目次
まず今の私の語学レベルの現状はハン検のみ
今現在の私の語学レベルを証明できるものはハングル検定準2級のみです。
これはですね、本当になぜ私のような者が受かったのか入社後に全身の毛穴が開いた事件でした(笑)
周りはトピック高得点取得者や、韓国の大学を卒業したなどの強者ばかりでございまして。
しかし、入社する際にしっかりトライアルテストを受けるのである一定基準で考えたら同じ土俵には乗れているんです。
そのはずなんです…笑
でも実際問題、知識量や経験は劣っていると多々感じるので、今現在の自分にできることを考えて対策する事にしました。
それは仕事終わりにオンラインスクールに通うことです。
語学の勉強というよりかは、韓国文化の勉強を語学で学ぶというをしています。
実際、韓国の文化を知らないと良い訳が出てこないことを訳しながら感じました。
これ以外にも、原文と翻訳文の読み比べもしています。
結局のところこれが一番勉強になるのではないのかな〜と思っています。
どう訳しているのか、なぜそのように訳したのか調べて結論を出すだけでかなり力が付くと思います。
今の自分の現状をしっかり踏まえて引き続き語学力の向上に努めたいと思います。
翻訳者言えどもマチマチ
こう言うと、とっても失礼に聞こえるんですけど、実際せっかく翻訳してもらっても人によっては一からほぼやり直すということも発生しています。
なので皆がみんな翻訳者だからといって素晴らしい訳文ではないというのを会社に入って知りました。
実際社内でも、ここは調べれば分かるはずなのになんで翻訳機かけただけなんだろう?という悲痛の声も聞こえていました。
これは近年の業界の需要が高いから人手不足で色々な人がいる状態なのかな?と思っていますがあまりに酷いともう今後はお願いすることはないな~ってなってしまうのが現状です。
ただ翻訳だけすればいいってものではなくて、そのあとの人のことも頭に入れながら作業するとまた変わってくるのかな?と思いました。
翻訳の壁…それは作品を選べない
会社勤務なので、割り振られたものを翻訳するのですが作品を選べないという悲しい現実があります。
時代劇などの昔の言葉を必要とする場合は私のようなペーペーには調べもので1日が終わります(笑)
やっぱりネイティブがいるととても心強いので、これから翻訳に興味がある方はぜひネイティブの友達をたくさん作ってください。
未経験で初心者にとってはかなりつらいと思いますが、これもまた勉強ですしむしろフリーの方より挑戦せざるを得ないのでやっぱり最初の内は会社勤めがいいと思いました。
業界の流れや手順も理解できるので、今後より丁寧に翻訳作業に取り組めると思っています。
校正の大変さと重要性
上記に話したことがここですべて繋がるのですが、たくさんの人の手がかかって漫画は完成しています。
だからこそより読みやすく、理解しやすい訳文を求められます。
微妙な訳文をなんとしても形にしなければならないという翻訳者さん以上に気を張るのが校正担当の方なのかな?と。
その上、正しい日本語でなければいけないというのがむしろこの翻訳業界の醍醐味ではないのかなと思うのですがいかがでしょうか?(笑)
ちなみに校正と推敲は意味に微妙な違いがありますが先輩方を見ると校正と推敲両方してると思います。
結局はいかに日本語を知っているかが勝負
類義語探し、検索能力、両国の文を読み取れる読解力。これらは全て翻訳をするにあたって重要なことですが結局はそれを日本語にうまく変換しなければいけないので日本語をいかに知っているか常に試されます。
できる対策としては、常日頃からたくさんの日本語に触れること。
本を読む、映画やドラマをみるのもいいと思います。
私の場合はどう表現してるか良い文章があったらメモして残しておきます。
ボリコラム~まとめ~
思いついたときにすぐにメモを残せるようにスマホは肌身離さず持っています。
その結果気づいたらポケットがある服しか着なくなりました。
気持ちを切り替えようと別のことをやり始めると急にいい文が浮かんでくるものなんですね。
なので思いついたときにすぐにメモができるように身に着けています。
一番最悪なのはジムのプールにいるときに思いつくのが最悪です…
スマホもノートも持ち歩けないのですぐにメモ取れない状況ですからね
でもそういう時に限ってしっくりくる案が浮かぶものなんです(笑)
色々とものすごく偉そうに語りましたが、大御所の方たちからすればひよっこがピーピー鳴いてるように見えるかと思います。
あくまで私が実際に入社して感じた事を書きました。
私もコツコツと、日々膨大な情報量と戦いつつ「読んでよかった!」「面白かった!」と思ってもらえるような翻訳家を目指していきたいと思います。