韓国語を勉強していて、いつか翻訳の仕事につきたいと思っていました。
そんな私がこの度晴れてwebtoon翻訳者の仕事を得ることができたのでどういった形で仕事を得たのか紹介しようと思います。
韓国語の翻訳業界に興味のある方の参考になれればうれしいです!
目次
日常的に求人をリサーチする
いきなり韓国のサイトから応募するのには抵抗があったため、まずは日本にある会社で翻訳者を応募しているところで探しました。
おもに以下の求人サイトをみていました。
・コネスト
・indeed
・韓国文化院
この3つを時間のある時にこまめに見ていました。
webtoonの翻訳以外にも「韓国語 翻訳」で探すと通訳のお仕事だったり、産業翻訳のお仕事の求人もあるので興味のある方はそちらも一緒に検討するのもおすすめです。
トライアルの際に気を付けたところ
応募してから書類審査に入り、無事に通過したら必ず行われるのが翻訳のトライアルテスト
このトライアルに通過するのが何よりも難関ですよね!
私の場合、おおまかに分けると3つのことを意識して挑みました
・ストーリーの全体把握・意図は何か
・直訳になっていないか、かつ原文からかけ離れすぎていないか
・分からない単語や意味に悩む単語は、韓→韓辞書で調べる・日本語の類義語で調べる
この3つです。
訳す前に、どんなストーリーなのかをしっかり自分の中に落とし込んで何はともあれとにかく作品理解に努めます。
次に翻訳の経験がないとつい直訳になってしまいがちですが、あくまでもストーリーに沿った訳ができているか意識しました。
直訳すぎるのも良くないですが、原文からあまりにもかけ離れるのもよくないので一番初めにするストーリー把握がいかに大切なのか分かると思います。
最後にわからない単語がでできたら、まずは韓→韓辞書でチェックしてそのあとに日本語で類義語を探します。類義語で探したら一番作品にしっくりくる表現を選び訳します。
何度も何度も読み返して誤字・脱字がないか、前後の訳文がかみ合っているか、全体的にストーリーとして成り立った訳ができているかチェックして納品しました。
その他やっておいてよかったこと
普段から原作の韓国語漫画と日本語訳された漫画の読み比べをすると驚くほど力がつきます。
というのも、webtoonの漫画業界では字幕翻訳などのようなスクールもないですし、教材があるわけでもないので見本となるものが今現在どこにもないんです!
ただでさえ翻訳は訳文に正解がないので、となると余計にどんな感じで訳せばいいのか全く分からないですよね。
実際に私自身も、普段から読み比べたり、本を読んだり、ドラマや映画を観たりしてどのように訳されているのか常に意識しながら生活をしています。
ここのところの意識を少し変えるだけでもだいぶ翻訳の仕上がりが変わってくると思うので日ごろからぜひ取り入れてみてください!
まとめ
翻訳のお仕事はこれが正解!というのがないので、普段から様々な文に触れるのがトライアル合格をする1つの道なのかなと思います。
きっとここにいる翻訳のお仕事をされたいと思っている皆さんは、文を読むことが大好きな方たちだと思うので、引き続き様々な作品に触れて勉強していくといいと思います!
また何よりも大切なのはやっぱりストーリー理解です。
ただ訳せばいいのではなく、その作品の世界観や時代背景、登場人物たちの性格的特徴なども何度も何度も繰り返し読むことが大切だと思います。
実際に翻訳してみると、とても考え悩みます。
人に聞かれても「この訳文はこういう理由があってこう訳しました!」と言えれば未経験者としては十分だと思っています。
私と一緒に目標に向かって頑張りましょう!