未経験で翻訳業界のほの字も知らなかった者が、今こうして直接働かせていただいて感じる会社で働くことのメリットについてお話をしようと思います。
最終目標は個人として活動をしていければ!と思うのですが、今は経験と実績をひたすら積んでいく時期なので日々色んなことを吸収しています。
そんな私もあと数ヶ月で翻訳会社に就職してから1年経とうとしているのでそこから感じたことをご紹介します。
同じ業界にいる方や、これから目指す方にとってこの記事が何かしらの参考になれたら私自身、大変嬉しいです!
目次
同僚や先輩からの刺激
まずはこれが何よりも私自身とっても大きかったことです。
会社に入ることで人それぞれ色々な環境下に身をおく韓国通と出会えてとてもいい刺激を受けました。
なぜ韓国に興味を持ったのかとか、韓国の何が好きなのかとか、翻訳に対する気持ちなどたくさんの話が聞けて大きな刺激になっています。
国際結婚や、ハーフなど各自の立場による色々な観点もあって韓国すごく大好きだけど嫌いなんていう少し言葉じゃ表現が難しいようなグレーゾーンの話を聞けたりして、新たな物の見方ができるきっかけになりました。
会社勤務だと特に色んな経歴を持った人が集まって毎日密にコミュニケーションが取れるので、ここがフリーランスとは違う一つのメリットだなと思います。
これがきっかけで、私はこれから韓国の大学に進学しようと一大決心をすることになりました。
韓国の大学についてはまた今度、別記事にて書きたいと思います。
正解ではないからこそ勉強になる
会社勤務だとただ翻訳するだけではなく、編集の仕事もすることになります。
自分以外の方が翻訳したものに対して校正作業があるのですが、これがまたとても興味深いものなんです!
色々な方の訳文に触れられるので言葉の使い方や言い回しの勉強になるんですよね。
もちろんフリーの方でも校正をする仕事もあるのですが、会社勤務だとタスクとして必ずやることなので、これも会社ならではのメリットなのではないかと思います。
校正をしながら素晴らしい訳文に感動すら覚えたり、正しい日本語の使い方ってこうだったんだ!とか普通に漫画を読むだけだったらおそらく何も気づかないであろう細かい所まで学べています。
毎回去ることながら日本語と韓国語の違いや文化の差も微妙にあったりして、そこが新しい気づきになってすごく面白いんです!
意外と、日本語に置き換えると〜なんていうのが難しかったりします。(特に韓国特有のギャグとか…笑)
翻訳には決してこれが絶対の正解だというものがないからこそ、色々な訳文が読めて自分の引き出しとなっています。
自分の証明
会社に入って、翻訳や校正の仕事をしているというこの経験が次なるステップに進みたい時に非常に大きな証明となってくれるのもメリットだと思います。
私の経験上、まずは会社に就職して翻訳業界の全てを勉強すると同時に、翻訳をもっとたくさんしたいということで副業でフリーランスとしてWebtoon翻訳をすることになるのですが
もちろんフリーランスとして活躍する場合、翻訳会社に登録する必要があるのでトライアルテストを受けます。
その際に日々やってることが自分のアピールポイントにもなりますし、実際に業務でやっているので感覚的なものは掴みやすいのはいいなと思いました。
その甲斐あって、先日新規案件の獲得ができて今仕事に取り組めています。
未経験でコネなどがない場合は初めからフリーランスではなく、やはり会社に一度入ってその業界を知るところから挑戦するのもいいのではないかな?と思います。
同業だからわかること
少し上の内容と被るかもしれませんが、実際に会社で業務をやっているからこそこういうところができればありがたいというところがあったりします。
結局は編集が入るので、自分が編集者の立場になったときにここはこうするな〜といったことは翻訳の段階で意識して直すように心がけています!
会社さんによって各自のマニュアルがあるので、忠実に作業しますがそれ以外のちょっとした細かいところなどには結構気を使います。
これも編集の仕事をするからこそわかる部分かな〜と思うので、翻訳するだけではないということに関してはやっぱりこれも会社に勤めるメリットだと思っています。
まとめ
翻訳会社に勤めてもうすぐ1年経とうとしています。
ゆっくりと自分のペースですが成長をしているのを実感しました。
今すぐにどうなるものではないですがやりがいはとてもある仕事だと思います。
自分が翻訳したものが世に出回ってるのを見ると、じ〜ん…と感無量な気持ちになるものですね(笑)
Webtoon翻訳者というとフリーランスの方が多いと思いますが、会社勤めならではのメリットもたくさんあるよ〜!ということで今回はご紹介させていただきました。
今後の参考になれば大変恐縮です!